憧れのプール付き注文住宅!気になる維持費も解説!
最終更新日:2023/02/08
誰もが一度は憧れたことがあるのはプール付きのマイホームでしょう。映画の世界で、海外の富裕層がリゾート施設のようなプール付きマイホームで暮らす様子を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。この記事では、実際自宅にプールを設置するとしたら、どんなメリットやデメリットがあるのか、設置費用はいくらかなどを紹介します。
プール付きの注文住宅の魅力とは?
自宅にプールを設置することにはさまざまな魅力があります。この記事では魅力を3つ具体的に紹介します。
1つ目の魅力は、自宅にいながら旅行気分を味わえるということです。プールを併設したホテルや、海が近い地域など、リゾートへの旅行が好きな人は多いのではないでしょうか。
もし家にプールがあれば、自宅にいながら旅行にいったような気分を味わえます。とくに感染症の流行で、海外旅行が制限されている今、旅行好きな人にとっては非常に魅力的に映るのではないでしょうか。
2つ目の魅力は、水力を使ったトレーニングを実施できるということです。プールでのトレーニングは、カラダへの負担が少ないうえに、スポーツ選手には必須となる心肺機能も高められます。スポーツに取り組む子どもをもつ家庭や、カラダが弱ってきた高齢者の方にとって、プールはとてもおすすめできるトレーニング施設になります。
3つ目の魅力は、プールにためた水を防災に活用できるということです。プールにためた水は、万一火事が起きてしまった場合の火消しや、地震が起こり、断水が起きてしまった場合の非常用として使用できます。
安全面や掃除などの負担も考えよう
前の章では、家にプールを設置すると得られる魅力を3つ紹介しました。よい面ばかり伝えてきましたが、家にプールを設置することで増える手間も存在します。この章では、家にプールを設置することで生じるデメリットを紹介しましょう。デメリットは大きく分けて2つあります。
1つ目のデメリットは、安全面の問題です。プールを設置すると、水をためた状態のときには、溺れてしまうおそれが、水をためていない状態のときには、落下してしまうおそれがあります。大人であればほとんどその危険性はありませんが、歩き始めたばかりの子どもや、赤ちゃんにとっては非常に危険性があるといえるでしょう。
もし赤ちゃんがいる家庭で、プール付きの住宅を購入する場合は、使用時以外は周りに柵をつけたり、プールにネットを張ったりするなど、安全面への配慮は必須となるでしょう。また、酔った状態でプールに入ることも非常に危険なため、あらかじめ使用上のルールを決めておくことも必要となるかもしれません。
2つ目のデメリットは、掃除が面倒くさいということです。プールは使用期間が春から夏の間で、一年の中の4、5か月ほどになります。使用していない期間は、汚れが蓄積していくことになるでしょう。
汚れがたまったプールは見栄えが悪いため、定期的な掃除が必須となります。掃除代行業者を頼むほど生活に余裕がある場合や広範囲の手間がかかる掃除をいとわない人は購入を検討してみてもよいのではないでしょうか。
工事費は意外と安い?プールに必要なコスト問題
最後の章では、いざプール付きの住宅を購入するとなったときに、設置するのにどれくらいの費用がかかるのか、また設置した後の維持にはどれくらいのコストが必要なのかを解説します。
まず設置費用です。今回の記事では、プールを設置できるだけの庭があると仮定して、その庭に単純にプールを設置するとしたらどのくらいの費用がかかるのかを解説します。
結論、プールを設置するための費用は300万~500万円ほどといわれています。工事内容としては、鉄筋コンクリートを使ってのプールの枠作りや防水加工、プール維持のために必須となる循環装置の設置などになるでしょう。
では次に、いざプールを設置した場合を購入した場合に、どれくらいの維持費用がかかってくるのかを解説します。維持費用と一口でいっても、必要なコストは3つに分けられます。水をきれいにするための濾過機の電気代や塩素代、プールにためる水台になります。あくまでプールの大きさによって値段は変わってきますが、月額で8,000~1万2,000円ほどが平均といわれています。
設置に500万、維持に月1万ほどと考えると、新車を一台購入して、維持していくコストと同じくらいか、安いという場合もあるのではないでしょう。
まとめ
今回の記事では、プール付きの住宅を購入した場合に得られるメリットやデメリット、建設や維持に必要となる費用を詳しく解説しました。漠然と、自分には関係なく、一部の大金持ちだけがもてると考えていたプール付き住宅も、設置費用を調べてみると意外と手に届きそうと感じる人も多かったのではないでしょうか。
ただプールは、四季のある日本では、使用できる期間が4、5か月ほどと限られているため、購入する場合には、使用頻度や購入することで得られる喜びと、維持していくためのコストや手間をしっかりと天秤にかけることが必要だとも感じました。